「直葬センター 花水木」運営の反対運動について

2022.10.18

※この投稿には「葬儀」や「死」を連想させる文章が多々記載されております。ご理解いただきご購読ください。※

現在、当社の葬祭施設「直葬センター花水木」へ近隣住民の方から反対運動が行われています。

当社では7年前より多死社会へ向けて葬祭施設、安置所の必要性を感じており与那原町と相談を重ね調整を行ってきました。
しかし昨今のコロナ禍やあまりにも早い多死社会の影響、予定地での建設不可の結果を踏まえ、現在の「花水木」の場所が商業用地であり建設可能との確認をいただき建設に至りました。

現在の火葬場の待機日が1週間前後の逼迫状況を地元メディアの琉球新報さんも大きく取り上げていました。

このような火葬場の逼迫に伴い、「火葬場不足」「葬祭場・安置所不足」が深刻化し様々な問題に直面しており、この沖縄県内でもトラブルが相次いでいます。

沖縄南部広域での御遺体安置料金が平均\50,000であるため御遺体安置室を持たない葬儀社などが安置場所に困り「車両での保管」「プレハブや倉庫等での闇安置所」なども多数出てきています。

当社は仏具店を営む中でこのような葬儀のずさんさを感じ葬儀業に参入いたしました。

自宅へ故人様を連れて帰れない方や生活困窮者の方、最期は故人と家族の繋がりを大切にした葬儀を行っていきたいと考え、「直葬センター花水木」を建設しました。

これから多死社会をむかえ、亡くなる人口は増えるのに火葬場や安置所はなかなか建設することができない。

人は皆、葬祭場や火葬場を利用します。

「必要な施設だが自分の生活圏内にはあると嫌だ」と言う結果が今の火葬場逼迫や安置所不足につながっていると考えられます。

法律上、亡くなった方は物と定義づけられておりますがもし最愛の方が確認できないからと言って車両で保管されたり床に直に置かれ積み重ねられたとき皆様はどう感じますか?

果たして亡くなった場合には尊厳を損なっていいのでしょうか?

誰かの子であり孫であり、親であり友人であった方かもしれません。

今、日本の葬儀事情は火葬場や安置所不足によりそのような結果が増えてきました。

生を受けると皆笑顔で迎えてくれますが亡くなったときはどうでしょうか?

そこに手を差し伸べて行けるのが私達葬儀社の役目だと考えています。

現在、残念ながら与那原町をはじめ南城市や南部広域市町村には公営の葬祭施設、御遺体安置施設がありません。

そのため与那原町のなかでもアパートや団地に住まいの方などの安置所を利用せざる負えない方の葬祭費負担が重くのしかかっております。

「花水木」では低価格の安置施設提供だけではなく葬祭プランも低価格で提供しております。

上記を鑑みまして、安置所の設備が整いやすい現在の「花水木」を構えた次第でございます。
目まぐるしく変わる状況の中、対応を進めて参りました、ご説明に十分なお時間が費やせなかった事は誠に不本意ではございましたが社会の受け皿となるべく運営を開始させていただきました。
今後も皆様のご意見には、敬意と傾聴を持って社員一同対応させて頂く所存でございます。
ぜひこの問題に手を差し伸べて頂きご理解をを賜りますようお願い申し上げます。

 

商業地域について
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この街を大切にしたい。

この街を大切にしたい。
絆と縁を大切にしたい。

だから、私たちはお葬儀も大切にしたい。

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